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カンタータ「土の歌」 [合唱]

第7楽章大地讃頌だけが突出して有名なこの合唱曲は1962日本ビクターの依頼により佐藤真が作曲しています。
まだ芸大生だった時のものですね。結構好きな曲です。
この曲、どっちかっていうと「左翼的」曲として語られることが多かった気がするし、自身第3「死の灰」第4「もぐらもち」第5「天地の怒り」と、圧倒的に『ヒロシマ』の事を歌っているのでそういうもんだと思っていたのですよ。
確か基督者ですし広島出身だし、作詞家の大木惇夫。

かれこれ…25年近く。

全曲を通して聞いていると確かにそういう感じなんですけど、最近第2「祖国の土」を聞いていて、ふと立ち止まってしまいました。

第二楽章 祖国の土

ああ 大地
踏んでみて
寝ころんでみて
たしかな大地
ああ まして祖国の
土の尊さ

 大空の星を仰いで ←ここが男声の見せ場
 高く仰いで 歩け 歩け
 しかし 溝には はまるまい←ここはアルトの見せ場 

山河(やまかわ)よ
さくらの 菊の
花咲く丘よ
顔上げて
堂々と 踏みしめて
この土を 踏みしめて
この土を 護ろうよ
祖国の土を

見せ場が終わって全員でだーーっと進んでしまうんで気がつかなかったんですが、「山河よ 桜の菊の花咲く丘よ」って歌うんですよね。

桜=春
菊=秋

の象徴、っていってしまばそれまでなんですが、これ

桜=軍隊(警察)
菊=天皇

でもあるんですよね。曲の流れなら「さくらの花よ」でも「さくらとうめの」でも「さくらのももの」でも全然構わない。
確かに桜と菊は日本を代表する花だし、この歌詞で何ら問題ないのですが、桜と菊が咲く丘って、ちょっとおかしくありません?

戦前軍隊万歳の詩を多数書いたため戦後不遇だった大木(詩そのものは良い詩が多いです。再評価もされてます)、何を考えてこの詩を第2に挟んだのでしょう?

彼自身が桜や菊の意味するところは一番知っているはずですが。

1962年当時は日本が最も左傾化していた頃です。1950の朝鮮戦争から1960安保、そして1970安保までは、まぁとにかく日本が一番赤かったと言える時期でしょう。

初演に対する論評とかを捜したんだけどなんにも出てこなかったのがとても残念。


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コメント 1

みくぽん

天地の怒り」だけゎ別にヒロシマのことを歌ってぃる
訳でゎなぃですよっ♪(^^)ゞ
by みくぽん (2006-05-08 21:16) 

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